FAQ
幹細胞について
幹細胞とは、さまざまな細胞に分化(変化)できる「未分化の細胞」です。適切な条件のもとで培養することで、筋肉・神経・軟骨など多様な組織に変化することができます。この特性を利用し、損傷した組織を修復・再生する医療が「幹細胞治療」です。幹細胞には大きく分けて ES細胞・iPS細胞・体性幹細胞 の3種類があります。
体性幹細胞とは何ですか?
体性幹細胞とは、すでに分化を終えた臓器や組織の中に存在する幹細胞のことです。私たちの体の中に本来備わっている幹細胞で、脂肪、骨髄、胎盤、臍帯血などに多く含まれています。体性幹細胞には、造血幹細胞(血液をつくる)と 間葉系幹細胞(組織再生を担う)があります。
間葉系幹細胞(MSCs)とは何ですか?
間葉系幹細胞(Mesenchymal Stem Cells)は、体性幹細胞の一種で、軟骨・骨・神経・筋肉などの中胚葉由来細胞に分化できる能力を持つ細胞です。再生医療の分野では、抗炎症・免疫調整・組織修復などに用いられています。
体性幹細胞の治療作用にはどのようなものがありますか?
主な作用は以下の3つです。
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抗炎症作用:炎症を抑制し、組織の修復を促進します。
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パラクライン効果:成長因子やサイトカインを分泌し、周囲の細胞を活性化します。
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免疫調整作用:過剰または低下した免疫反応を正常な状態に整えます。
パラクライン効果とは何ですか?
幹細胞が分泌するさまざまな物質(成長因子・サイトカインなど)が、近くの細胞の働きを活性化し、修復や再生を促す効果のことを指します。
免疫調整作用とは何ですか?
免疫反応が強すぎたり弱すぎたりする場合に、バランスを整えて正常に戻す働きのことです。自己免疫疾患や慢性炎症性疾患の改善にも関係しています。
自家脂肪由来間葉系幹細胞とは何ですか?
患者様ご自身の脂肪から採取した幹細胞(間葉系幹細胞)のことです。自分の細胞を使用するため、拒絶反応や感染リスクが低く、安全性が高いという特徴があります。
治療・施術について
採取は約30分ほどで完了します。入院の必要はなく、日帰りでの施術が可能です。
入院は必要ですか?
当院での幹細胞治療はすべて日帰り治療となります。治療後はラウンジまたは回復室で休息いただいた後、そのままご帰宅いただけます。
治療時間はどのくらいですか?
投与する細胞数によって異なりますが、一般的に 約2億個の細胞を静脈投与する場合で2時間〜2時間半程度となります。
脂肪採取から治療までどれくらいかかりますか?
脂肪を採取した後、培養・品質検査を行います。通常は 6〜8週間後 に治療を受けていただくことが可能です。
その他
治療当日は強い運動や長時間の入浴を避けてください。翌日からは通常通りの生活が可能です。担当医が個別に注意事項を説明いたします。
海外からの受診は可能ですか?
当院は関西国際空港から2駅の立地にあり、海外からの患者様にも多くご利用いただいております。日本語・韓国語での対応が可能です。